患者の皆様の「ホームドクター」として お子様からお年寄りまで地域の皆様に信頼される医療を提供することを目標としております。お気軽にご相談、ご来院ください。


診療案内

写真:診察室

当クリニックでは最新の医療機器(内視鏡、レントゲン、顕微鏡、聴力検査な ど)を用い、わかりやすい説明を行っております。
患者様本人やご家族の方が病気について十分ご理解いただける一助になると考え ております。
以下、いくつかの病気について解説を行っておりますので、参考にしていただけ れば幸いです。

耳鼻咽喉科

◇急性中耳炎

風邪などの上気道炎症状があるときに、鼻の奥(上咽頭)の細菌やウィルスが
耳管(鼻と中耳をつなぐ管)を経由して中耳に炎症を起こした状態です。
鼓膜に穴が開いていない限り、外耳に水が入っても中耳炎にはなりません。


【症状】

症状は主に耳痛、発熱、鼓膜が破れると耳漏(耳垂れ)です。
乳幼児では機嫌が悪い、耳によく手をやるなどの変化があります。
風邪の治療をしていても発熱が持続する場合は急性中耳炎を疑う必要があります。

【治療】

治療は軽度から中等度のときは上気道炎の症状を治すため鼻の処置や鼻水止めの内服薬あるいは
抗生剤の投与を行います。

耳痛が強い場合や高熱がある重症例では中耳の中にたまった膿を出すために鼓膜切開術をします。
鼓膜切開術については痛くないかとか、切開をして難聴にならないかとか、切開した穴がふさがらないのではとかの心配で抵抗をお示しの方もおられるかと思います。

しかし、切開するときには鼓膜の麻酔をしますのでほとんど痛みはありません。
逆に鼓膜切開をすると中耳の中の膿が出てしまうので今までの耳痛は軽減します。
また、鼓膜の穴は数日以内に閉じてしまいます。かえって、鼓膜切開術をしないでおくと、滲出性中耳炎に移行して難聴をきたしたり、経過が長引く場合があります。

近年、小児の急性中耳炎の難治化(抗生物質が効かない症例が増加)が問題となってきています。 これらの症例に対しては中耳にチューブを入れる鼓膜チューブ挿入術を行う場合もあります。

◇滲出性中耳炎

鼓膜の内側の中耳腔に滲出液がたまって耳の聞こえが悪くなる中耳炎です。
この中耳炎では痛みや発熱が無いためなかなか気付かれないことも多いようですが、お母さんが「子供が返事をしない」、「テレビの音が大きい」、「テレビを前で見る」などを気にしてよく受診されます。
また、「言葉が遅れたり、言葉がはっきりしない」などの訴えもあります。


【原因】

原因は中耳と鼻をつなぐ管(耳管)が狭窄を起こした場合(アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻の疾患、アデノイドの肥大などにより起こる)と急性中耳炎の治療が不完全で滲出性中耳炎へ移行してしまう場合などがあります。
逆に繰り返す急性中耳炎の場合、滲出性中耳炎が原因になっていることがあります。

【検査】

検査は聴力検査、ティンパノメトリー(鼓膜の動きを調べる検査)を行います。

【治療】

治療はまず鼻の疾患を治療して耳管の狭窄を起こりにくくする必要があります。
さらに耳管通気(中耳に空気を送る治療で、ポリツェル通気とカテーテル通気があります)を行い、
さらに浸出液の量が多い場合には一度鼓膜穿刺や鼓膜切開術を行って中の滲出液を排出します。
また、難治性の場合には鼓膜チューブ挿入術を行います。

◇急性低音障害型感音難聴

最近、多くみられるようになった疾患です。


【原因】

症状は「耳が詰まった感じ(耳に水が入ったような感じ)」、「周りや自分の声 が響く」、「ゴッーという低音の耳鳴り」などです。 睡眠不足、ストレス、慢性的な疲れ、風邪などが原因で内耳の中のリンパ液の流 れに異常が起きたために生じるといわれています。

【治療】

治療は、睡眠をよくとり、ストレスや疲れがたまらないよう十分休養を取ること が大切です。また、内服では、ステロイド剤、血液循環改善剤などを用います。 比較的早期に治る場合が多いですが、治療の途中聴力が変動する方は少し時間が かかります。 また、メニエル病(めまいの病気)へ移行する場合があります。

◇突発性難聴

ある日突然、耳が聞こえなくなります(ほとんど片方)。
「耳が詰まった感じ」あるいは「音が響く感じ」として自覚される場合もありま す。
めまいや耳鳴りを伴うこともあります。


【原因】

原因としては、ウィルス感染説や内耳循環障害説などがあり、ストレスや過労が 免疫力を低下させたり、内耳の血流障害をひきおこすと 考えられています。
発症後なるべく早期(できれば1週間以内)に治療を開始しないと治る確率が低 下してきます。

【治療】

治療は主にステロイド剤の漸減療法(徐々に薬の量を減らしていく方法)がよく 行われます。
また、血液循環改善剤、代謝改善剤やビタミン剤も併用します。 なお、循環障害がと強く疑われる場合にはプロスタグランディンE1を用い効果 が得られるとの報告もあります。

アレルギー科

◇アレルギー性鼻炎

アレルギーの原因物質(アレルゲン)が鼻の粘膜でアレルギー反応を起こし、くしゃみ、鼻汁、鼻閉の三大症状を引き起こす疾患をアレルギー性鼻炎といいます。
アレルギー性鼻炎の中で花粉が原因のものが花粉症で、春のスギやヒノキ、夏から秋はイネ科やキク科の雑草のによる花粉症などがあります。


【原因の検査】

アレルギー性鼻炎の治療の基本はまずアレルギーの原因物質(アレルゲン)の除去または回避が重要になります。
そのためにはアレルギーの原因を知る必要があります。当院では患者様の希望によりスクラッチテストや血液検査(RAST)による原因の検査を行っております。

【治療】

治療は主に保存的治療(内服治療)を行っております。
とくにスギ花粉症の患者様には花粉が飛び始める1~2週間前から内服薬を飲み始める初期治療をお勧めしております。風邪薬や市販の鼻炎薬で眠気がでる方は眠気の少ない薬や漢方薬もありますのでお気軽にお申し出ください。

【レーザー治療】

1年中症状がある方、内服薬で効果が乏しい方、薬の内服ができない方(妊娠中、受験など)にはレーザー治療を行っております。小学生高学年より手術可能です。
鼻中隔彎曲症や副鼻腔炎なある方は手術ができない場合もあります。
手術方法は鼻の中へ麻酔薬を浸したガーゼを挿入して15分ほど麻酔をした後、鼻腔粘膜をレーザーにて焼灼していきます。手術中特に痛みはありません。
手術後1~2週間鼻汁や鼻閉がひどくなったりする場合があります。 まれに少量の出血があることもあります。入院の必要はありません。

補聴器相談

当院では毎週火曜日の午前中、補聴器相談を行っております。
最近聞こえに不便を感じておられる方、現在お使いの補聴器で調子がおもわしくない方など、詳しい話を聞いたり実際に補聴器を手にとって試していただける機会です。ぜひ、ご相談してください。
なお、補聴器相談は予約制となっております。事前に診察と聴力検査などが必要です。

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佐賀県三養基郡基山町

所在地図:佐賀県三養基郡基山町

基山町園部・脇田交差点角。
基山小中学校南側、ドコモショップ基山店前にあります。

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